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コケ掃除の方法とおすすめ掃除用品

水槽のガラス面や砂、石などに発生するコケは水槽の観賞価値を下げてしまいます。

アクアリウムをしている以上、コケとの闘いは避けられないものです。

この記事ではそんなコケの掃除方法とおすすめのコケ掃除用品について解説していきます。

そもそものコケの発生原因と根本的な対応策

コケ掃除の方法の前に、そもそも何故コケが生えるのかを考えます。

というのも、コケは掃除したところで綺麗になるのは一時的であり、根本的な原因が解決していない限り永遠に生え続けてしまうからです。

つまり、究極のコケ掃除の方法は根本的な原因を無くすことだということです。

 

コケが発生する原因として、大きく2つの要因が挙げられます。それは水質悪化と、光量過多です。

これらの対策をする事で、根本的な原因を減らす事になり、コケを減らすことに繋がるのでチェックしておきましょう。

水質悪化

水質悪化とは、魚の入れ過ぎ、餌の与えすぎだったり、水換えを怠ったりした場合に、コケの原因となる栄養が水槽内に蓄積してしまっている状態を指します。

この状態は、コケが生えやすいのはもちろんですが、あまりに栄養が蓄積してしまうと、魚にとって害となるアンモニアが大量に発生したり、サンゴにとって害となる硝酸塩が発生したりと、コケの発生に留まらず、水槽全体に悪影響を及ぼす可能性のある状態であり、生き物を飼育する環境としてはとても良くない状態です。

改善策としては、魚を入れすぎている場合は適度な数に減らすのが最も根本的な解決ですが、一度入れた魚を減らすのは様々な意味で難しいことだと思います。

ですので、水換えの量・頻度を増やすことで対策をするのが現実的です。

週1で総水量の4~5割程度の水換えを1~2ヶ月続けてみても改善されないようでしたら、それでも水換えの量が足りないか、ろ過装置のスペック不足など、他の原因を考えます。

 

また、魚をあまり入れていない場合でも、水道水から混入し、蓄積されていく栄養もあるので、こういう場合には栄養を吸着・除去する吸着剤を使用します。

吸着剤の使用は筆者としてはおすすめのコケ対策で、過去に詳しい記事を書いていますのでよろしければこちらも読んでみてください。

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光量過多

光量過多は、コケが繁殖する原因となる光が多すぎる状態を指します。

照明の照射時間が長過ぎたり、照明が強すぎたりするとコケは爆発的な勢いで成長してしまいます。特にメタハラなどの高出力な照明を使用する際に起こりやすいです。

コケの生えるスピードが速いと感じるのであれば、照射時間を少し短くして様子を見ます。

調光できるタイプの照明なら、少しパワーを落としてみます。

 

それでも勢いが止まらないのであれば、水質悪化を疑いましょう。個人的な意見ではありますが、コケ増殖の原因としては、光量過多よりも水質悪化が占める割合の方がかなり高いと感じています。

ですので水質さえしっかりと管理できていれば、多少照明が過剰でもコケが爆発的に増えることは少ないです。

 

例を挙げますと、状態のいいミドリイシ水槽では強光を要求するミドリイシのためにメタハラやハイパワーLEDを点灯させていますが、コケはそこまで生えません。

これはミドリイシの要求する水質のレベルが高い、すなわちコケの原因となる栄養が少ないためであると考えられます。

 

以上の2つがコケの発生の主な原因です。特に水質悪化に気を付けることで、コケ発生のスピードはかなり落とす事ができます。

しかし、コケというのはいくら完璧な環境でも、多少は生えてきてしまうものです。

そういったコケはコケ取り生体に頼るか、人為的に取り除くかしかありません。

コケ取り生体については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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この記事では、人為的に除去する方法について解説していきます。

コケ掃除の方法

さて、ここからは上記の根本的な対策をした上で、それでもどうしても生えてきてしまうコケを人為的に取り除く方法を考えていきます。

ここからは、コケの生える場所別に解説をしていきます。

ガラス面

ガラス苔

ガラス面に生えるコケは、茶色くてやわらかい茶ゴケ緑色で硬い緑ゴケかのどちらかがほとんどだと思います。

また、調子の良い水槽ではガラス面に石灰藻と呼ばれる非常に硬い紫~ピンク色の斑点が出ることがあります。

石灰藻は他のコケと違い、水槽の調子がいい時にしか増えないので、水槽の調子を知るバロメータとして喜ばれますが、やはり水槽の観賞価値を損なうという点ではコケと変わりないのでここではコケ扱いして説明します。

 

まず、やわらかい茶色のコケですが、これは水槽立ち上げ時をピークとして出現し、その後は安定しても断続的に出てくるコケです。

非常にやわらかく、指でこすっただけでも取れますので、メラミンスポンジでの除去がおすすめです。

メラミンスポンジはホームセンターや100均で手に入れることができます。

次に緑色の硬い緑ゴケですが、これは立ち上げ時に少し見たなと思えば、その後まったく見なくなったりとちょっとよくわからないコケです笑

また、石灰藻も硬くて取りにくいという性質は同じですのでここでは同じものとして扱います。

これらのコケは硬いのでスポンジ程度では落ちないこともあり、金属製のスクレーパーでの除去をおすすめします。

アクアリウム用の金属スクレーパーも売られているのですが、高い割にただの金属板ですので、購入する価値があるかと問われると微妙なところです。

 

筆者のおすすめは100均のカッターの替え刃です。

100円で20枚ほど入っていますのでコスパはかなり良いです。

海水で使用することになるのですぐに錆びてしまい、使い捨て前提ですが毎回素晴らしい切れ味でサクサクコケが取れるのでストレスフリーにコケ掃除ができます。

100均のものは錆防止に替え刃に油など塗られていることがありますのでティッシュなどでふき取ってから使用するようにします。

このとき手を切らないように十分注意しましょう。

また、あまりにサクサク掃除ができる反面、水槽のシリコンなども容易に切れてしまいますのでシリコン周辺の掃除には気を付けましょう。

 

更におすすめなのがFlipperと呼ばれるマグネット式のスクレーパーで、水槽に手を入れることなく硬いコケを掃除することができます。

FLIPPER(フリッパー)

LSS研究所

参考価格:¥5,508

charm:¥4,970amazon:¥5,130

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

強力なマグネットで水槽を挟み、ステンレスブレードでコケを削り取る仕組みです。

非常にパワーがあるので硬い石灰藻もサクサクと剥がれます。

ちょっと値段は張りますが筆者が買ってよかったアクア用品5本指に入るほど使い勝手のいい製品なので持っておくことをおすすめします。

 

底砂

茶ゴケ

底砂に生えるコケは茶ゴケがほとんどです。

また、あまりに状態の悪い水槽ではシアノバクテリアと呼ばれる赤いスライム状のコケが生えることもあります。

シアノバクテリアが生えるような状態の水槽は根本的にどこか致命的な欠陥がある場合が多いので一度水槽システムを見直してみましょう。

筆者の経験から言うと密閉式外部フィルターを用いた場合など水槽が酸欠気味な場合に出ることが多い気がします。

 

底砂の茶ゴケの掃除方法としては、プロホースなどの底砂掃除用グッズを使って取り除くのが一番簡単な方法です。

 

プロホースは底砂を吸い出すことなく水換えついでに掃除できるので楽に底砂掃除ができます。

 

ただし、底砂は照明が直接当たる部分ですので、掃除しても根本的な原因が解決できていないとまたすぐに生えてくる可能性が高いです。

また、海水水槽では基本的に底砂をいじりすぎるのは病気発生の原因になるなどよくないとされていて、触らないに越したことはないです。

よって底砂のコケは直接的な除去よりも、根本的な原因を取り除く間接的除去を目指すのがベターです。

 

また、底砂掃除のプロとして、マガキ貝がかなり優秀な働きをするのでどうしてもすぐに除去したいという方はこちらを試してみるのもありだと思います。

ライブロック

ライブロックにはバクテリアや微生物が多数住んでいてライブロック表面にバクテリアコロニー(バクテリア膜)を形成しているためコケは比較的生えにくいです。

ライブロックに茶ゴケや緑ゴケ、シアノバクテリアが生えるようなら栄養塩過多もしくは生物ろ過の不備を疑ったほうがいいです。

 

とはいえ、とろろこんぶ状のコケなど状態の良い水槽でも生えるときはどうしようもないくらい生えてしまうので何とも言えないですね。

ライブロックのコケ掃除としては、取り出して海水ですすぎ洗い、または歯ブラシなどでこすり洗いをします。

くれぐれも水道水で行わないように・・・ライブロックが一瞬にしてデスロックになってしまいます笑

ただし、海水でのすすぎ洗いやこすり洗いでもせっかくライブロックに住み着いた生物のいくらかを殺してしまうことになるのであまりおすすめはしません。

ライブロックのコケは水槽の状態がよくなれば自然と消えていくものなのでこちらも底砂と同様に根本的原因の除去を考えたほうがいいです。

また、生物兵器としてヤドカリが非常に優秀な働きをするので数匹入れておくと気づいたらコケが消えているということがあるかもしれません。

 

フィルター、ポンプ類

とろろ藻水槽内に設置するフィルターやポンプ類には様々なコケが付着します。

茶ゴケ、緑ゴケに加えて石灰藻やフサフサのとろろこんぶ状のコケがつくこともあります。

掃除の仕方としては、基本取り出しての水洗いとなります。

バケツに水を張り、そこに器具を入れてコケの付着した部分をいらない歯ブラシなどでこすってコケを落とします。

徹底的にやりたい方は、バケツに100均で売られているキッチン用のクエン酸または重曹を溶かし、そこに器具を入れて一晩寝かせます。

すると石灰藻のような硬いコケですら流水で落ちるくらい柔らかくなっているので、歯ブラシで細部までこすり落とします。

この方法は新品同様にきれいにすることができるのでおすすめです。

ただし、ある程度時間をおかないといけないことから長時間停止するとまずいような器具(メインの)には使用できない点が難点ですね。

まとめ

水槽のコケ掃除の方法について知ることはできましたか?

おすすめのコケ掃除用品として、メラミンスポンジ、カッターの替え刃、Flipper、不要になった歯ブラシ、クエン酸は絶対に持っておきたいアイテムだといえます。

とはいえ、栄養塩の少ない(栄養塩対策をした)サンゴ水槽などでは週に1回ガラス面に生えた茶ゴケをFlipperでスイスイするだけで済むのぶっちゃけでFlipperさえあれば事足りるんですけどね笑

コケは水槽の観賞価値を下げる厄介なものですので、効率的に除去して快適なアクアリウムを楽しみましょう!

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