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初心者におすすめの海水魚【ハギ・ニザダイ編】

この記事では、特に海水魚の飼育を始めようと思っている、また、始めたばかりの飼育初心者の方におすすめの海水魚を紹介していきます。

今回は、その中でも海水魚らしい独自の体形が人気でコケ取り生体としての活躍も期待できるハギ・ニザダイを紹介します。

ハギ・ニザダイとは?

マリンアクアリウムでハギと言えば、コケを食べてくれるコケ取り生体として紹介されることが多いですね。

というのもハギは草食性の海水魚ですので、自然界では藻類などを食べて生活しています。

水槽内でも、ライブロックに生えたコケ、藻類や海藻をつついている事が多いので、コケ取りとしては非常に優秀な生体だと言えます。

もちろん、ナンヨウハギやキイロハギに代表される派手な体色を持つ種も多く、水族館などでも多く見ることができます。

そんなハギの仲間は餌付きやすく、値段も手ごろですので飼育初心者の方にもおすすめできる種類の海水魚だといえます。

ただし、飼育をする上で少し注意すべき点もあります。

ハギ・ニザダイ飼育で注意すべき点

ハギ・ニザダイの仲間は餌付きやすく丈夫で、基本的には飼育の簡単な部類の海水魚ですが、少し注意すべき点があります。

第一に、ハギ・ニザダイの仲間は大きく成長する種類が多く、またその成長スピードも速いという点です。

マリンアクアリウムの世界で流通するハギは、ショップでは4~8cm程度の小型のサイズが多く売られていますが、そのうちの多くの種類は最大20~30cm程度まで成長します。

20cmの海水魚の飼育となると、最低でも90cm水槽、30cmの海水魚の飼育では120~180cm級の水槽を用意する必要があり、ここまでくるともう手軽な趣味レベルでは済まなくなります(汗)

加えてハギの仲間の成長スピードは海水魚の中でも速く、水槽内でも1年に2~6cm程度成長することもあり、数センチの幼魚を買ってきても、2~3年で数十センチのアダルトサイズになってしまうことも珍しくありません。

ハギの仲間を飼育する際は、将来的に大きな水槽が必要となることを理解しておく必要があります。

遊泳力も高い種類ですので、数センチの幼魚サイズでも、最低でも60cm程度の水槽を用意してあげるべきだともいえます。

 

また、ハギは自分と似たような体形・体色の魚には強く威嚇するような場合がありますので、そのような魚と混泳させる場合には注意が必要です。

他の魚とのパワーバランスを考えるなら、ハギを水槽内で1番小さい魚にしたり、ハギを水槽に最後に入れるなどの対策をするのがベターですね。

ハギ・ニザダイの飼育環境

先述した通り、ハギの仲間は比較的大きくなる種類が多く、遊泳力も高いので出来る限り大きい水槽を用意してあげましょう。

最低でも60cm、将来的な事を考えると90cmクラスの水槽を用意しましょう。

以下の記事で一般的な海水魚を飼う場合に必要な用品をまとめてありますので、参考にしてください。

この記事では、マリンアクアリウム、その中でもカクレクマノミ(ニモ)やナンヨウハギ(ドリー)といった海水魚を飼育するのに必要な用品について解説していきます。そもそもマリンアクアリウムについて全く知識が無いという方は↓ マリンアクアリウムで飼育できる生物について知りたい方は↓ 以上の記事を先に読んでおく事をおすすめします。海水魚飼育に必要な用品一覧以下画像クリックでcharmの商品販売ページへ飛びます。水槽アクアリウムをする上で必要不可欠です。サイズや素材、品質など水槽には様々な種類、違いがあります...

 

ハギは餌も良く食べ丈夫な海水魚ですが、肌が弱いのか、白点病などの皮膚に付く寄生虫に弱いと言われています。よって、出来る限り良好で安定した水質を保つことで状態良く飼育する事ができます。

ですので、ベルリンシステムを採用したサンゴも飼育できるような環境での飼育をおすすめします。

ベルリンシステムを採用したサンゴ水槽で飼育されたハギは通常ろ過で飼育された個体に比べて明らかに体色がよく出て健康だということが分かります。

通常ろ過やベルリンシステム式ろ過については以下の記事を参考にしてください。

アクアリウムをする上で、なくてはならない存在である「ろ過」海水水槽では、淡水水槽とはまた違ったろ過方式が存在します。大きく2種類に分けると、「通常ろ過」と「ベルリンシステム式ろ過」の2つに分類する事ができます。また、使用するフィルターは、「外部式フィルター」と「プロテインスキマー」がメインとなります。この記事では、海水水槽で使用されるろ過方式を解説し、また筆者のおすすめのフィルター、プロテインスキマーを紹介していきます。そもそも「ろ過」とは?水槽内の海水は、魚やその他生物(微小生物、バクテリア等...

 

また、自然界では海藻を食べているので、餌に植物性の強い餌を混ぜて与えることで状態良く飼育することができるようです。

筆者も飼育しているハギ類にはキョーリン ひかりプレミアム 海藻70Sなどの植物性の強い餌を与えるようにしています。

照明については、強すぎる照明でも比較的日焼けしにくい種類ですので、特に気にする必要は無いです。

むしろ、パープルタンやキイロハギなどの鮮やかな体色を持つ種はメタハラなどの強めの照明下で飼育された個体のほうが体色が鮮やかな事もあるくらいですので、サンゴ水槽などの強光を当てている水槽での飼育が水質面のことも考えるとおすすめだといえます。

おすすめのハギ・ニザダイ一覧

筆者や筆者の知り合いの飼育経験なども交え、飼育初心者の方にもおすすめのハギ・ニザダイを紹介します。

もちろん、ここに掲載されていないからといっておすすめでないというわけではありませんのでご了承ください。

ゴマハギ

ゴマハギ

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参考価格:

charm:¥1,500amazon:¥1,620

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

ゴマハギは細長い吻が特徴的なニザダイの仲間です。

どこのショップでもよく見かける、マリンアクアリウム界ではポピュラーな種だといえます。

一見地味な体色ですが、サンゴ水槽のような良好な環境下で飼い込まれたゴマハギは体色の黒い部分が青っぽくなり、非常に美しくなります。

是非飼い込むことでの体色の変化を楽しんでもらいたい海水魚です。

値段も比較的安値で、この点でも飼育初心者におすすめできます。

キイロハギ

キイロハギ

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参考価格:

charm:¥4,450amazon:¥4,630

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

キイロハギはその名の通り黄色のべた塗りな体色が非常に鮮やかなニザダイの仲間です。

ザ・海水魚といった印象の魚で、どこの水族館や海水魚ショップ行っても必ずと言っていいほど目にすることができる魚です。

キイロハギの魅力は何と言ってもド派手な黄色の体色でしょう。とにかく目立ちます。

また、黄色い色をしたサンゴが珍しいことから、サンゴ水槽に入れると水槽全体として見た時の色の調和が美しくなります。

海水魚を飼育するなら是非一度は飼ってみたい海水魚ですね。

餌をこまめに、かつ十分与えないと痩せてしまいやすい点は他のハギと同様注意が必要です。

ヒレナガハギ

ヒレナガハギ

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参考価格:

charm:¥1,650amazon:¥1,700

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

ヒレナガハギはその名の通り、長いヒレを持つハギの仲間です。

幼魚の頃は派手なイエローカラー縞模様が美しい海水魚です。

安値で飼育も容易、水槽のコケも良く食べてくれ、飼育初心者の方にもおすすめできます。

ただし、成長するにつれて縞模様は消えていってしまうのでこの模様は小さいころだけという事は知っておきましょう。

コーレタン

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コーレタン

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参考価格:

charm:¥4,350amazon:¥-

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

コーレタンはコケ取り生体として導入されることが多いハギの仲間です。

ハギの中でも、非常に積極的に水槽内のコケを食べてくれるので、コケ取り生体として好まれます。

ひっきりなしにそこらじゅうをツンツンして掃除する様子は非常にかわいらしいです。

同種や体色・体形の近い魚とはケンカをする可能性があるので注意が必要です。

アトランティックブルータン

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アトランティックブルータン

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参考価格:¥-

charm:¥6,350amazon:¥-

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

アトランティックブルータンは、その名の通り青色の体色が美しいハギの仲間です。

アトランティックブルータンは体色の変化が激しい海水魚で、幼魚(~6cm)の頃はキイロハギのようなベタ塗りの黄色なのですが、成長するにつれて薄い透明感のある青色ベタ塗りの青色と段階的に変化をしていきます。

ショップで売られるサイズの個体では、幼魚カラーの黄色と薄い透明感のある青色の個体が多いです。

幼魚カラーではヒレの縁取りが美しいメタリックブルーになるところがキイロハギと大きく異なります。

薄い透明感がある青色の個体も、パープルタンなどとはまた違った青色で非常に美しいです。

どちらも魅力的なカラーですが、どうせなら色の変化が楽しめる黄色の幼魚カラーを購入するのをおすすめします。

パープルタン

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パープルタン

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参考価格:¥-

charm:¥9,500amazon:¥-

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

非常に美しい青紫色の体色が印象的なパープルタンです。

見た目は色違いのキイロハギといった感じで、飼育方法などもほぼキイロハギに準じます。

キイロハギよりも若干気が強い印象なので、同形同色の海水魚と混泳させる場合は注意が必要です。

サンゴ水槽の強光下で状態良く飼育されたパープルタンは非常に美しいメタリックブルーに輝きます。

紅海産の海水魚で、入荷量が少ないです。また、6~8cm程度の幼魚サイズは滅多に入荷しないので、欲しい場合は見つけたら即買いをおすすめします。

まとめ

ハギ・ニザダイについて知ることができましたか?

ハギは見た目のよさ、コケ取りとしての優秀さなどから、様々な水槽で飼育されることが多い海水魚です。

餌食いもいいことから、飼育初心者の方にもおすすめしたい海水魚ですが、状態の良い水槽で、餌を十分与えないと本来の魅力を引き出す事ができない海水魚でもあります。

ですので、どちらかというとある程度サンゴが飼育できるようになった、飼育中級者以上の方に是非飼育してもらいたい海水魚だともいえます。

とはいえ、基本的には飼育のしやすい海水魚ではあるので、飼育をしたことがない方は是非飼育に挑戦してみてください。

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