マリンアクアリウム基礎知識

海水魚?サンゴ?マリンアクアリウムで飼育できる生物

海水魚飼育

この記事では、マリンアクアリウムで実際にどんな生き物を飼育できるのか、どんな生き物を飼うのが人気なのかという実際のアクアリウム事情について説明していきます。

マリンアクアリウムといったら鮮やかな海水魚飼育

カクレクマノミ

 

アクアリウムと聞いてまず誰もが想像するのは熱帯魚の飼育でしょう。

アクアリウムという言葉は魚の飼育に限定した言葉ではないのに、「アクアリウム=魚の飼育」というイメージで広く認知されているのは、実際のアクアリウムのほとんどで魚の飼育が行われているからでしょう。

実際にデータがあるわけではありませんが、筆者の予想では世の中のアクアリウムの9割以上は魚の飼育を伴うアクアリウムであると思います。

これはマリンアクアリウムにおいても同様で、サンゴの飼育を伴う事は多いですが、世のマリンアクアリウムのほとんどが海水魚の飼育であると言っても過言ではないでしょう。

特に、マリンアクアリウムで飼育する事のできる「海水魚」は、「淡水魚」に比べて色鮮やかな種がとても多いので、何種類かの海水魚を混泳させるだけでとてもきれいな水槽となります。

マリンアクアリウムの第2の魅力、サンゴ飼育

サンゴ水槽

サンゴは海水魚に並ぶ、マリンアクアリウムで人気の飼育対象です。

サンゴと聞くと、さんご礁のような、ごつごつとした岩のようなものを想像する方が多いと思います。もちろん、その認識は全く間違っていません。

 

さんご礁は、「造礁サンゴ」と呼ばれる硬い岩のような骨格をもつサンゴが集まってできたものです。

マリンアクアリウムでは、この「造礁サンゴ」を飼育する事もできます。

 

しかし、サンゴを飼育するといっても、そもそもサンゴって生きているの?という疑問も多いと思います。

結論から言うと、サンゴは生きていますし、イソギンチャクやクラゲに近い種の動物です。

従って、サンゴを飼育するという事は、水槽のオブジェとしてただサンゴを並べてレイアウトするということではなく、それぞれのサンゴに合わせた環境を整え、場合によっては海水魚を飼うのと同じように餌をあげたりする必要もあります。

 

「色とりどりのサンゴを集めて写真で見るような綺麗なさんご礁を水槽で再現したい」だったり、「サンゴの成長を楽しみたい」だったり、サンゴ飼育には多くの魅力があります。

マリンアクアリウムを始めたばかりのうちは、海水魚の飼育で満足してサンゴ飼育には全く興味が湧かなくても、何度もショップに足を運んだり、ネットや雑誌で他の飼育者の水槽を見たりすることで次第にサンゴを飼ってみたいなと思うようになることが多いです。

筆者もはじめは映画「ファインディング・ニモ」の影響でカクレクマノミを飼育したいと思い、始めたマリンアクアリウムでしたが、いつからかサンゴが飼いたいと思うようになり、気がついたら魚よりもどちらかというとサンゴを飼育する事にマリンアクアリウムの楽しみを見出すようになっていました(笑)

その他、飼育できる生物

マリンアクアリウムで飼育する生物のメインストリームは海水魚とサンゴですが、もちろんその他にも飼育可能な海の生き物はたくさんいます。

メジャーなところでは、甲殻類(エビやカニ)、貝類などはコケ取り、クリーナーとして海水魚やサンゴと一緒に飼育される事が多いです。

また、イソギンチャクもクマノミの隠れ家として飼育する人が多いです。

その他にも、軟体動物(タコやイカ)、ウミウシ、クラゲ、ヒトデなど、マリンアクアリウムで飼育する事のできる生物は多種多様です。

そして、これらの生物の組み合わせ次第でマリンアクアリウムはさらに多種多様なものとなります。

まとめ

基本的に「マリンアクアリウム」といえば、海水魚もしくはサンゴの飼育の事だと思って差し支えないと思います。

マリンアクアリウムの魅力としては、やはり飼育できる生き物の種類が多様ということが大きいと思います。

自分好みの色、体型の海水魚を泳がせ、自分で選んで集めたサンゴで水槽を彩る。そんな水槽という真っ白なキャンパスに描いていくように自分好みの水槽をつくれるのがマリンアクアリウムの魅力だと筆者は思っています。

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