Marine Aquarium Community

メニュー
チャーム本店

人工海水とは?各社製品の違いとオススメの人工海水6選

海水魚飼育、サンゴ飼育に欠かす事のできない人工海水(の素)ですが、あらゆるメーカーから様々な種類の人工海水が販売されています。

この記事では各社人工海水の特徴と違い、おすすめの人工海水について解説していきます。

人工海水とは?

人工海水(じんこうかいすい、artificial seawater)とは海水の組成を模して人工的に調製された液体、もしくはその元となる粉末や濃縮液のことである。海水を必要とする生物の飼育や培養において、入手性、再現性、廉価性などの理由から天然海水の代用となっている。一方、人工海水を作るには、pHや塩分濃度の調整が大きな手間となる。 市販の人工海水は塩化ナトリウムを主成分として、様々な無機塩類やpH調整剤などが含まれており、用途により水道水や蒸留水で希釈することによって海水に近い成分となる。多くの海棲生物が飼育可能である。製品によっては特定成分に工夫を凝らし、無脊椎動物のような比較的要求する水質レベルの高い生体向けを謳う高価格のものから、魚類飼育に適するとする廉価な価格帯のものもある。wikipedia

人工海水とはつまり、天然の海水と同じような成分の海水の事を言います。(人工海水の元となる塩も人工海水)

実際に天然の海水を100%再現できる訳ではありませんが、人工海水でほとんどの海水魚、サンゴの飼育が可能です。

 

実際に海に行って海水を汲んできて使うのはダメなの?という疑問があるかと思いますが、様々な理由でおすすめはできません。

まず第一に、すぐに海水を汲みにいけるような立地に住んでいる人は少ないと思います。

海水魚飼育、サンゴ飼育では毎週の水飼えは欠かせないので毎週何十何百リットルもの海水を汲みに行く手間を考えたら家の目の前が海でもない限り現実的ではありません・・・。

 

更に言うと、飼育に使用できるような綺麗な海水を組める場所が日本にはそう多くはありません。

沖縄だったり房総だったりといったサンゴが生息しているような比較的綺麗な海ならともかく、都市部の港付近の海水を飼育に使用するのは好ましくありません。

また、綺麗な水道水が入手しにくい外国とは違って、日本ではそのまま飲めるほど綺麗な水道水が蛇口を捻れば無限に出てくるのでこれを利用しない手はありません。

実際、日本の水道水は海外のアクアリストから羨ましがられる程アクアリウム向きな綺麗な水質です。

コーラルプロソルト

これらの理由から、マリンアクアリウムでは人工海水を用いた飼育が一般的です。

もちろん天然海水を使用している方もいますが、人工海水を併用している方が多いのではないでしょうか。

100%天然海水での飼育をしている方はごく少数だと思います。

メーカーによる人工海水の違いは?

現在、筆者が知っているだけで20種類以上の人工海水が販売されています。

これらの人工海水にはもちろん違いがあるのですが、具体的にはどういう点が違うのでしょうか?

成分の違い

一番の違いは成分の違いでしょう。

人工海水は基本的に天然の海水の成分を基にしてつくられているのですが、その中で、ある成分に特化させた人工海水が各社から販売されています。

 

例えば、サンゴは成長するのにカルシウムやマグネシウムを必要としますが、サンゴの成長を促進させるためにこれらの成分を強化配合したサンゴの成長に特化した人工海水があります。

また、飼育しているうちに消費されやすい成分だけを強化配合したような人工海水もあったり、各社様々な特徴を持った人工海水を販売しています。

塩素中和剤の有無

人工海水の中に塩素中和剤が配合されているかも人工海水を選ぶ際に気にするべきポイントです。

水道水はそのままでは魚やサンゴに害のある塩素が多量に含まれているので、これを中和するために塩素中和剤(カルキ抜き)を入れる必要があります。

この塩素中和剤が人工海水に含まれているなら、水道水にそのまま塩素中和剤を入れるだけで済むので楽です。

とはいっても、塩素中和剤が含まれていない場合は人工海水を入れる前に水道水に塩素中和剤を入れるだけなので手間としてはそこまで変わらないんですけどね笑

製造方法・製造国の違い

人工海水の製造方法にもメーカーによって違いがあります。

採掘した岩塩を砕いて人工的に加工して精製したり、天然の海水を天日干しして精製したりと各社違った方法で製造しています。

一概にどの方法でつくられた人工海水が良いと言う事はできませんが、製品ロットごとの成分ムラの少ない人工海水が良質な人工海水だとされています。

あるメーカーの人工海水がロットによって成分にかなりばらつきがあったという話を聞いた事がありますので、これは気にするべきポイントであると言えます。

 

また、製造国の違いもあります。製造国が明記されていない製品も多いですが、そういう製品は少し不安になりますよね。

日本製の人工海水もありますので、こういう点を気にするのでしたら信頼の品質のメイドインジャパンで選ぶというのも選択のひとつだと思います。

おすすめの人工海水一覧

筆者の使用経験や周囲の評判から具体的におすすめな人工海水を紹介していきます。

購入時の参考にしてみてください。

レッドシーソルト

レッドシーソルト

レッドシーソルト 210リットル用

RedSea

参考価格:¥5,400

charm:¥3,230amazon:¥3,230

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

レッドシーソルトはRedSea社から販売されている人工海水です。

特徴として、人工海水の7割を占める成分を紅海の海水を天日干しして精製していることが挙げられます。

この製法により、各種ミネラル成分が塩化カルシウム結晶内に取り込まれるので、他の製法では再現できない均一な人工海水に仕上がっています。

また、長年の研究によって導き出された最適なミネラルバランスで配合されているそうです。

 

マリンアクアリウム大手のレッドシーが製造販売している人工海水だけあって、世界中で使用者が多く、実際に筆者も使っていた人工海水で、とても高品質です。

世界の大手メーカーが製造し、世界中で使用者が多いという実績は、マリンアクアリウム初心者の方にとてもおすすめできます。

海水魚飼育はもちろん、サンゴ飼育にも問題なく使用できるオールマイティな人工海水です。

コーラルプロソルト

コーラルプロソルト

コーラルプロソルト 210リットル用

RedSea

参考価格:¥6,264

charm:¥3,888amazon:¥3,888

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

上記のレッドシーソルトの派生製品で、こちらはレッドシーソルトよりも更にサンゴ飼育に特化した人工海水です。

カルシウムやマグネシウム等、サンゴの成長に必要な基礎成分が強化配合されているので、サンゴをたくさん入れている水槽や、サンゴを成長させたい水槽など、ある程度状態良く飼えているサンゴ水槽にとてもおすすめな人工海水です。

実際に筆者はこの人工海水を5年以上使い続けていますが、サンゴはとても良く成長してくれています。

 

難点は他の人工海水に比べて若干高価なところですね。

ただこの人工海水を使用することでカルシウムやマグネシウム等の添加剤を使う必要がなくなるのでその分の上乗せと思えば決して高いとは思いません。

 

レッドシーの製品はどれも高品質でオススメです。

レッドシーの人工海水でしたら、基本的にはレッドシーソルトを、良く成長するタイプのサンゴ(ミドリイシなど)を飼育するならコーラルプロソルトをオススメします。

インスタントオーシャン

インスタントオーシャン 600L用

ナプコ

参考価格:¥6,200

charm:¥5,800amazon:¥5,980

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

ナプコ社が販売する人工海水です。日本では一番使用されている人工海水ではないでしょうか?

特徴はなんと言ってもその安さですね。

現在流通している人工海水の中ではトップレベルのコストパフォーマンスです。

かといって何かが悪いと言うわけでもなく、海水魚はもちろんサンゴも問題なく飼育できますし、欠点が見当たらない人工海水と言えます。

何故か筆者はこの人工海水を使用したことがなく使用感を書く事ができないのですが、周りに使用者も多く、信頼できる製品だと言えます。

初心者の方で人工海水に迷ったらレッドシーの製品かこのインスタントオーシャンを選べば間違いないといえます。

 

※RedSea人工海水の値上げに伴い、2018年~筆者がメインで使用する人工海水をコーラルプロソルトからインスタントオーシャンに切り替えました。特に問題も無く飼育ができており、値段を考えると素晴らしい人工海水だと言えます。

シーライフ

シーライフ

シーライフ 100リットル用

マリンテック

参考価格:¥3,456

charm:¥2,090amazon:¥2,150

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

マリンテック社が販売する人工海水、パッケージの魚が可愛いのでショップで見ると印象に残ります。

特徴としては、「限りなく自然海水に近い人工海水」を謳い文句とした高精度、高品質な人工海水です。

株式会社日本海水の技術を活かした製品作りを心がけているそうで、日本の製塩技術を駆使した人工海水だと思うと期待できますね。

 

筆者は昔に一時期使用していたことがありますが特に問題なく海水魚を飼育する事ができていました。

良く溶ける人工海水という印象でしたね。

信頼の日本の技術で選ぶならこの人工海水を選ぶ価値があると思います。

ヴィーソルト

ヴィーソルト

ヴィーソルト 350リットル用

マリンテック

参考価格:¥-

charm:¥4,200amazon:¥5,141

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

上記のシーライフの派生製品で、シーライフを更にサンゴ飼育向けにした人工海水です。

高品質なサンゴ向け人工海水ということで、ハイエンドユーザーからの評価も高い製品です。

筆者もとても興味がありますが機会に恵まれず未だ使用したことのない人工海水です。

サンゴ飼育をする方は選択肢に入ってくる人工海水だと思います。

BIO-ACTIF シーソルト

BIO-ACTIF シーソルト 750L用

トロピックマリン

参考価格:¥-

charm:¥14,500amazon:¥15,805

※掲載時の価格です。現在の価格とは異なる場合があります。

 

BIO-ACTICシーソルトはトロピックマリンが販売する人工海水です。

特徴はなんと言っても世界初の天然由来原料と有機物から構成された人工海水であることです。

従来の人工海水は天然海水の有機成分の再現に未着手でしたが、この製品は世界で始めて有機物を含む人工海水として日本でも話題になりました。

有機物を再現し、組成を天然海水に近づける事で海水魚やサンゴにかかる負担を最小限にすることができるそうです。

難点はとても高価なことです・・・。

コスパの優れているインスタントオーシャンと比べると2倍以上の価格差があります。

しかしその価格差を考慮しても唯一無二の人工海水という点で十分選択肢に入ってくる人工海水です。

サンゴ飼育をしている方で成分にこだわった人工海水を使用してみたいという方におすすめです。

まとめ

様々な人工海水を紹介しましたが自分の用途に合った人工海水を選ぶことはできましたか?

もちろんこの他にもまだ多くの人工海水が販売されていますが、多くの場合今回紹介した人工海水あたりに落ち着くのではと思います。

筆者のイチオシはレッドシーソルト&コーラルプロソルトです。

筆者がこの人工海水を使用し、5年以上にわたって安定して海水魚・サンゴを飼育できているので自信を持ってオススメできる人工海水です。

また、インスタントオーシャンは値段と性能のバランスが良いコストパフォーマンス抜群の人工海水であり、こちらもおすすめの人工海水です。

この人工海水のこういうところが良かったなどの感想があればコメントで教えていただけると嬉しいです。

また、参考になりましたらTwitterやFacebookでシェアしていただけると嬉しいです。

関連記事

  1. リアクター
  2. オーバーフロー水槽
  3. リン酸塩
  4. 水槽選び方

コメントをお待ちしております