ALLBLUE

マリンアクアリウム総合情報サイト

メニュー
チャーム本店

スターポリプの飼育方法まとめ

スターポリプは美しい蛍光グリーンが特徴的なサンゴです。

また、とても丈夫で飼育が簡単なことから、初心者向けサンゴの代表的存在でもあります。

この記事では、そんなスターポリプの飼育方法から選び方、増やし方、開かない場合の対処などについて解説していきます。

スターポリプとは

スターポリプは、サンゴの中でもソフトコーラルと呼ばれる種類に分類されるサンゴです。

ソフトコーラルは一般的に飼育難易度が低く、初心者向けのサンゴとされます。

 

スターポリプはその名の通り星のような形をしたポリプが特徴的なサンゴです。

スターポリプ

ショートタイプのスターポリプはポリプが星形なことがよくわかる

 

スターポリプの中にはこの触手が極めて長くなるタイプもいて、

このタイプのスターポリプは水流になびくフサフサのポリプが非常に美しく、人気が高いです。

ロングタイプのスターポリプ

人気の高い触手がロングタイプのスターポリプ

 

カラーバリエーションとしては、ほとんどの個体が褐色もしくはグリーンの蛍光色を持ちます。

グリーンの蛍光色を持つ個体は人気が高く、値段も褐色の個体に比べると高価になります。

icon

触手が長いタイプで、グリーンの蛍光色が強いスターポリプは「ラーメンスタポ」などと呼ばれ

非常に高価な値段で取引されることもあります。

 

スターポリプは多くが岩のような形状をしていますが、

スターポリプ本体はこの岩の表面を覆う紫色の部分です。

 

この紫色の部分は共肉と呼ばれ、ここから緑色のポリプを伸ばします。

スターポリプの説明イラスト

スターポリプの本体はライブロックに活着している紫色の部分

 

また、スターポリプの本体ともいえる共肉が紫色であるため、

スターポリプは和名でムラサキハナヅタと呼ばれます。

スターポリプの飼育方法

ここからは、スターポリプの具体的な飼育方法について解説していきます。

 

スターポリプは飼育が容易とされるソフトコーラルの中でも、特に飼育難易度が低いサンゴです

従って、基本的には一般的なソフトコーラルの飼育方法に準じた飼育で問題ないです。

 

ソフトコーラルの飼育方法については以下の記事で詳しく解説しています。

飼育が簡単で初心者向けのサンゴと言えばソフトコーラルです。この記事では、ソフトコーラルを飼育する上で、必要となる設備、飼育方法、維持の仕方などについて解説していきます。ソフトコーラルとは? ソフトコーラルとは、一般に、サンゴのうち、光合成によってエネルギーを得ているもので、かつ体外に骨格を持たないサンゴのことを言います。簡単に言うと光が必要な柔らかいサンゴということです。ちょっと難しく言うと好日性軟質サンゴですね。上記のチヂミトサカやマメスナギンチャク、ディスクコーラルやスターポリプが特...

 

以下スターポリプの飼育で特に気を付けるべき点を解説していきます。

水質

スターポリプは水質悪化に非常に強いサンゴですので、

水質の許容範囲はかなり広めです。

 

光や水流といった他の条件が整っていれば、海水魚を飼育している水槽にそのまま入れても飼育が可能なことが多いです。

とはいえ、サンゴはサンゴですので、出来る限り清浄な海水で飼育してあげることが望ましいです。

 

具体的な目安としては硝酸塩の値が10~20ppm程度を上回らないようにしたいです。

硝酸塩の値の測定には以下の専用の試薬を使います。

もし硝酸塩の値が20ppmを上回るようであれば、水替えの量を減らすなどして対応します。

 

清浄な海水で飼育したスターポリプはポリプの開きが良く、また成長速度も非常に速くなります。

定期的な水換えを欠かさないことや、ベルリンシステム式ろ過での飼育がスターポリプを健康に飼育するためのコツであるといえます。

アクアリウムをする上で、なくてはならない存在である「ろ過」海水水槽では、淡水水槽とはまた違ったろ過方式が存在します。大きく2種類に分けると、「通常ろ過」と「ベルリンシステム式ろ過」の2つに分類する事ができます。また、使用するフィルターは、「外部式フィルター」と「プロテインスキマー」がメインとなります。この記事では、海水水槽で使用されるろ過方式を解説し、また筆者のおすすめのフィルター、プロテインスキマーを紹介していきます。そもそも「ろ過」とは?水槽内の海水は、魚やその他生物(微小生物、バクテリア等...

照明

照明については、日中と夜の区別がつく程度の最低限の明るさがあれば飼育が可能です。

特にサンゴ飼育用の照明でなくても飼育が可能なことが多く、

逆にメタハラやシステムLEDといった強光下でも良くポリプを開き、許容範囲はかなり広いと言えます。

もちろん強めの照明の方がポリプの開き、成長速度共に良くなります。

 

スターポリプに関してはメタハラ直下でもない限り照明が強すぎるということはありませんので、

出来る限り明るい場所に置いてあげましょう。

 

また、グリーンの蛍光色を持つスターポリプは、ブルーの照明下で非常に美しい蛍光色が見られますので、

ブルー系の照明を使用することを推奨します。

 

特に最近では主流となってきたUV(紫外線)を含むLEDを使用することで

グリーンの蛍光色を更に際立たせることができます。

 

逆に言うと、こういったブルー、UVを含む照明を使用しないと、

グリーンの蛍光色はどんどん衰退していってしまいますので、

 

スターポリプ本来の美しさを維持するという意味でも、こういった照明は必須であると言えます。

アクアリウムをする上で必要になってくる照明設備、海水水槽ではどんな照明を使えばいいの?サンゴはどんな照明なら飼えるの?この記事では海水水槽で使用する照明について解説していきます。そもそも照明って必要?アクアリウムをする上で照明は必要です。理由としては、 きっちりと点灯時間を決める事により朝と夜をつくる必要がある人間でも1日中朝だったり夜だったりしたら体内時計がおかしくなってしまいますよね。魚やサンゴにとってもこれは同じで規則正しい照明の点灯は魚やサンゴの健康に繋がります。 光を必要とする生体がい...

水流

特に長い触手を持つタイプのスターポリプはある程度の水流を必要とします。

とはいえ、そこまで強力な水流が必要なわけではないので基本的にはフィルターからの水流で十分なことが多いです。

 

共肉の上にゴミやデトリタスが溜まるようだと水流不足の可能性がありますので、

置き場所を変えたり水流ポンプの設置をするなどして適度な水流がスターポリプに当たるようにしましょう。

 

ポリプがランダムに水流にたなびく程度が理想的な水流だと言えます。

自然の海の中では、潮流や海流の影響により絶えず何らかの水流(水の流れ)が発生しています。海水魚やサンゴを飼育する水槽でも、このような自然の水の流れを再現することには様々なメリットがあります。この水流を作り出すための装置が水流ポンプ(サキュレーター)です。この記事では、水流ポンプの必要性と生体別の最適な水流、そしておすすめの水流ポンプについて解説していきます。海水水槽での水流の重要性海水水槽では「水流」が重要であるとよく言われますが、何故水流が重要なのでしょうか? サンゴ礁では常に複雑な水流が発生...

 

スターポリプは給餌の必要性はありません

定期的な水換えをしていればそれだけで長期的な飼育が可能です。

 

もし餌を与える場合、液体タイプのサンゴフードが適していますが、水質への影響を考えると

餌を与えるメリットよりもデメリットの方が大きいためあまりおすすめはしません。

 

以上を踏まえてスターポリプの飼育方法についてまとめると以下の表のようになります。

項目 要求度 備考
水質 ★☆☆☆☆ 通常ろ過でも飼育可
照明 ★★☆☆☆ 青系照明推奨。UV入りだとベター。
水流 ★★☆☆☆ フィルターの水流で十分
★☆☆☆☆ 不要

 

スターポリプが開かない場合の対処法

スターポリプは丈夫で飼育が簡単なサンゴではありますが、

ひょんなことから急にポリプが開かなくなってしまうことがあります。

 

原因については様々な理由が考えられますが、一般的によくある原因は以下となります。

・新しい環境に慣れていない

・水質が悪化している

・水流が不足している

・光が不足している

・魚やウミウシなどによって食害されている

 

ショップで購入時に開いていたのに、自宅の水槽では開かないという場合は

まだ自宅水槽の環境に慣れていないだけの可能性もありますので

この場合は1週間程度は様子を見てみましょう。

 

1週間程度様子を見ても相変わらず開かない場合や

今まで開いていたのに急に開かなくなった場合は

上記の原因に心当たりがないかチェックしてみましょう。

スターポリプの選び方

スターポリプをショップや通販で購入する際のポイントについて説明します。

スターポリプを購入する際に気を付けるべきことは、

「ポリプが全て完全に開いている個体を選ぶ」ということです。

 

スターポリプは丈夫なサンゴですので、入荷直後でもない限り、

ポリプが開いていないというのはすなわち状態が悪いということを意味します

また部分的にポリプが開いていたり、開いてはいるけど開きかけだったりといった個体も

何か問題があることが考えられますので購入は避けるべきです。

スターポリプを購入する際は、ポリプが満開で元気のよさそうな個体を購入しましょう。

また、スターポリプには時々、スターポリプを食べてしまうウミウシが付着していることがあります。

ソフトコーラルを食べるウミウシ

ウミウシの仲間にはソフトコーラルを食べてしまう種も多い

 

このウミウシは小さく、なかなか見つけにくい上に、勝手に増えていきますので非常に厄介な存在です。

ポリプが開いている状態でこのウミウシを見つけることは至難の業ですが、

もし発見した場合、こういった個体は購入しないか購入後にサンゴ用のトリートメント薬剤を使用して除去しましょう。

ウミウシを見つけることができなかった場合でも予防のためにトリートメントはしておくことをおすすめします。

スターポリプの増やし方

スターポリプは成長速度が速く、比較的簡単に増やすことができます。

スターポリプは岩や砂伝いに増えていきますので、

この性質を利用してある程度自由に増殖をさせることが可能です。

 

スターポリプを岩伝いに増やしたい場合は、

増やしたい場所にスターポリプの共肉部(紫色の部分)を接触させ、その接触部によく光が当たるようにすれば良いです。

 

あとは勝手に成長して岩伝いに領土を拡大していくので気長に待ちましょう。

スターポリプの成長説明イラスト

スターポリプの増やし方(岩伝い)

 

成長が速い水槽だと握りこぶし大くらいのライブロックなら半年~1年弱くらいでスターポリプに埋め尽くされます。

 

また、砂伝いにも増やすことができ、この場合は砂地に直接スターポリプを置くことで増殖させることができます。

岩伝いに増殖させる場合と違って、

共肉だけが広がっていくので好きなところで簡単にカットできるのが特徴です。

こうしてカットしたスターポリプは岩やフラグに貼り付けることでそこに定着しそこからまた増えていきます。

スターポリプの増やし方説明イラスト

スターポリプの増やし方(砂伝い)

 

また理由は不明ですが砂伝いに増やした場合の方が成長スピードが速い気がします。

従って早いペースでいろいろな場所にスターポリプを増やしたいという場合は砂伝いに増やすのがおすすめです。

ただし砂地に置く場合は水流などで砂が共肉に被ってしまわないように注意が必要です。

まとめ

スターポリプの飼育方法について知ることができましたでしょうか。

スターポリプは初心者向けのサンゴとはいえ、非常に美しく、上級者の方にも強い人気があるサンゴです。

また、増やすのも比較的簡単で、サンゴを増やす楽しみを知るという意味でも初心者の方におすすめできます。

飼育は本当に簡単なサンゴですので、サンゴの飼育が初めての方も

まだスターポリプを飼育したことがない方も是非飼育してみてください。

関連記事

  1. サンゴ礁
  2. バブルディスク
  3. チヂミトサカ
  4. ナガレハナ
  5. 初心者にお勧めサンゴ8選_サムネイル

コメントをお待ちしております