スカンクシュリンプはどこの海水魚ショップでも見かけることのできるポピュラーなエビです。
残り餌掃除、コケ取り、白点病対策などを目的に飼育されることの多い種です。
この記事ではそんなスカンクシュリンプの飼育方法について解説していきます。
スカンクシュリンプの生態
スカンクシュリンプは別名アカスジモエビと呼ばれるエビの一種です。
スカンクシュリンプという名前は動物のスカンクに似た背中の白い筋に由来します。
スカンクシュリンプはマリンアクアリウムにおいて、海水魚の体を掃除するクリーナーシュリンプとして非常に有名です。
海水魚の体に付いた寄生虫や古い組織を食べることで海水魚の病気を予防する効果があると言われています。
このため、特に大型の海水魚を飼育する場合や多くの海水魚を飼育する場合に海水魚の病気予防を目的として飼育されることが多いです。
また、エサの匂いに非常に敏感に反応し積極的に食べる性格であり、残り餌掃除のクリーナーとしても活躍が期待できます。
海水魚の病気予防、残り餌の掃除に期待が持てる働き者ですので、海水魚を飼育するのならどのような水槽でも1匹は入れておきたい生体だといえます。
クリーナーとしての能力
スカンクシュリンプは海水魚の体の掃除、残り餌の掃除をするクリーナーとして有名です。
では実際の水槽内でスカンクシュリンプの働きぶりはと言うと・・・
残り餌掃除のクリーナーとして活躍がメインとなるでしょう。
スカンクシュリンプは餌の匂いに非常に敏感で、餌を入れると普段の大人しさが嘘のように狂ったように餌を探し回ります。
餌と入れた後しばらくは水槽内を徘徊し餌を探すのでよほど餌を入れすぎない限り残り餌は全てスカンクシュリンプが処理してくれると思ってもいいくらいです。
残り餌処理の性能に関してはクリーナーと呼ばれる生体の中でもピカイチの性能だと感じます。

コケの中の餌を探すスカンクシュリンプ
海水魚の体を掃除するクリーナーとしての性能はというと・・・正直なところ効果があるのかどうかはわからないです。
確かにスカンクシュリンプが魚の体表を掃除している姿はたまに見かけるのですが、我が家の魚たちは掃除されるのを嫌がっているようにも見えます笑
小型の海水魚は自分と同じくらいの大きさのスカンクシュリンプを怖がるのか、あまり掃除されるのを好まない傾向にあるのかもしれません。
逆に大型の海水魚は自ら掃除されに行ったり、口やエラの中にまでスカンクシュリンプの進入を許して掃除させるといった姿が見られますので、海水魚のクリーナーとして効果を期待する場合は大型の海水魚に特に有効だと思います。
また、海水魚のクリーナーとはいえあくまで予防的な効果しか期待できませんので、スカンクシュリンプを入れることで白点病やその他の皮膚疾患が即座に治癒することはまずありえないので期待しすぎには注意です。
スカンクシュリンプの飼育方法
スカンクシュリンプはエビの中では飼育が容易な種類だといえます。
人工飼料に簡単に餌付き、サンゴに危害を加えることはまずなく、海水魚との相性は抜群です。
唯一気を付けるべき点は、甲殻類に共通して言えることですが、急な水質の変化に弱いということです。
導入の際には時間をかけて丁寧に温度合わせ、水合わせをするようにしましょう。
水質 | ★★☆☆☆ |
餌付け | ★☆☆☆☆ |
混泳 | ★☆☆☆☆ |
サンゴとの相性 | ★☆☆☆☆ |
総合飼育難易度 | ★☆☆☆☆ |
購入時注意するポイント
スカンクシュリンプを購入時に注意するポイントは、あまりありません。
餌付けに関しては全く考慮する必要のない種であり、ヒゲや手足の欠損も脱皮により復活するのであまり気にする必要はありません。
あえて言うならば甲殻類全般に言えることですが、水質・水温の急激な変化に弱いので、できる限り真夏、真冬での購入は避け、またできるだけ輸送時間の短くなる実店舗での購入をおすすめします。
筆者の経験では通販で購入した甲殻類は数日以内に死んでしまう確率が高いように感じます。
まとめ
スカンクシュリンプの飼育方法やクリーナーとしての性能を知ることができましたか?
スカンクシュリンプは値段も安く、優秀な万能クリーナーとしてどのような水槽にもおすすめできるクリーナー生体です。
動きもユニークで見ていて飽きない生体でもあるので是非導入を検討してみてください。
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